23年3月16日、労働委員会で勝利的和解!/金剛製作所分会
金剛製作所分会(福岡県鞍手郡)
金剛製作所(本社・愛知県)は、トヨタ車の部品等を製造している会社です。
2020年8月、工場長のパワハラ・退職勧奨をきっかけに2名がユニオンに加入しました。
【2023年】
3月16日、パワハラ、不誠実団交を繰り返す会社を労働委員会へ訴え勝利的和解!!!組合掲示板の設置と、実質的な団交ルールを協定化!
3月16日、昨年の団交における、組合掲示板設置合意を反故にする会社に対し、団交拒否として福岡県労働委員会へ不当労働行為の救済申し立てをしていた案件で、証人尋問がありました。組合から分会員2名と書記長、会社から現社長の、計4名の証人尋問が13時から17時過ぎまで行われました。組合は労働委員会の係争は自力で行っていますが、一方の会社も最初は弁護士を立てて臨んでいましたが、意に沿わないのか弁護士を解任して会社役員だけでの対応してきました。どうなることやらと見守っていましたが、案の定「こりゃダメだ」と言う状態。 団体交渉は体調不良の前社長(現代表)に代わって息子が社長に就任し出席していたのですが、権限が無く、組合掲示板設置の合意も、後で代表の意向で覆される様を証言し、不誠実団交を明白にしました。組合は、分会員への当初の退職勧奨の様子や、今回の組合掲示板設置合意の経過を証言していきました。
証人尋問終了後に第6回調査が行われ、以後の勝利命令は確実な様子でしたが、団体交渉の詳細なルールを定めた和解協定案が示され、現実的な判断として和解協定の合意に至りました。これにより、組合掲示板の設置と共に、労使関係の基本ルールが労働委員会立ち合いの下で確立したわけです。これは、組合の無い職場で一から活動を始める事が日常茶飯事の合同労組としても、とても画期的な事で大きな成果です!しかし以後に早々と、職場で会社の組合敵視の発言が飛び出しており、やはり馬の耳に念仏とやらで、会社はこの意味を理解していない様子です。
今回の協定を組合活動の確固たる基盤として、懲りない会社のパワハラ体質と不誠実な対応に毅然と立ち向かい、給与体系の改善や職場環境など、様々な要求実現を勝ち取っていきます!